肘の外側がズキッと痛みテニス肘の発症を疑っているけれど、そのうち治るだろうと考えテニス肘を放置している方もいらっしゃると思います。
一見軽い症状に見えても、テニス肘は放置することで悪化し、やがて日常生活に支障をきたす慢性痛や腱の損傷に進行するリスクがあります。
特にデスクワークや家事・育児・スマホ操作など、スポーツ以外の場面でも発症することが多いため、「運動していないから関係ない」と油断している方こそ要注意です。
本記事ではテニス肘を放置するとどうなるのか・原因や対処方法などを詳しく紹介していきます。
再発予防のために注目されている方法についても紹介していくので、「ただの肘の痛み」と軽く考えず、早期の対処で未来の負担を減らしましょう。
目次

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)を放置すると、軽症〜中等度でも痛みが徐々に増し、日常生活に支障をきたす可能性があります。
下記ではテニス肘のレベルごとに、ほっといた場合の症状について詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
テニス肘を軽症〜中等度の段階で放置すると、初期の軽い違和感が次第に慢性化し、痛みが悪化する場合があります。
一時的な痛みの増加にとどまるケースもありますが、以下のようなリスクを伴う可能性もあります。
「安静にしていれば治るだろう」と考えて対処をしないと、ドアの開閉やペットボトルの開栓などの日常動作に支障をきたす場合も。
テニス肘は、進行すればするほど治癒に時間がかかります。
軽症〜中等度の段階でも放置することで「たかが肘の痛み」が「生活の質を落とす障害」に変わることと認識し、早めの対応が重要です。
テニス肘を軽視して長期間放置すると炎症だけでなく、腱そのものに微細断裂や変性が生じて腱組織の損傷に至る可能性があります。
筋組織の損傷が修復されずに積み重なると、痛みは慢性化し保存的治療(安静・理学療法・注射など)では効果が得られにくくなり、以下のリスクを伴う場合も。
治療のタイミングを逃すことで、自然治癒が期待できなくなり、手術という選択肢を検討しなければいけなくなるケースもあります。
また、手術後もリハビリが必要となり、費用や時間の負担が増すデメリットも。
上記のようなリスクを回避するためには、痛みを我慢し続けるよりも、適切な治療への第一歩を踏み出すことが回復への最短ルートになります。
テニス肘は、主に肘の外側の骨の出っ張り(外側上顆)付近に痛みが生じる疾患です。
この痛みは、日常生活のささいな動作でも感じられるようになり、症状が進行すると手首や指を動かすだけで鋭い痛みが走ることもあります。
原因はテニスだけでなく、以下のような動作による、前腕の伸筋群(特に短橈側手根伸筋)への繰り返しの負荷で発症します。
上記のようにテニス肘はスポーツだけでなく、日常生活や職業上の反復動作によっても発症します。
医学的には、慢性的な微細損傷とその回復の遅れが原因で、腱に炎症や変性が生じる「腱障害」と判断されます。
悪化を防ぐためには、テニス肘の症状を早期に把握し、原因となる動作を見直すことが重要です。
一見似たように感じる「テニス肘」「ゴルフ肘」「スマホ肘」ですが、痛みの出る部位や原因となる動作が異なるため、混同せずに理解することが大切です。
それぞれの特徴を整理すると、以下の通りです。
| テニス肘 (上腕骨外側上顆炎) | ゴルフ肘 (上腕骨内側上顆炎) | スマホ肘 (肘部管症候群) |
| 痛む場所 ↳肘の外側 | 痛む場所 ↳肘の内側 | 痛む場所 ↳肘の内側〜小指側 |
| 主な原因 ↳手首を反らす動作の繰り返し | 主な原因 ↳手首を内側に曲げる動作の繰り返し | 主な原因 ↳肘を長時間曲げた姿勢の継続 |
| 関与部位 ↳前腕伸筋群 | 関与部位 ↳前腕屈筋群 | 関与部位 ↳尺骨神経 |
上記の違いを正しく区別せずに自己判断で対処すると、改善が遅れるだけでなく症状を悪化させるリスクもあります
たとえば、テニス肘のつもりで湿布だけ貼っても、スマホ肘であれば神経の圧迫を解消しない限り効果は限定的です。
テニス肘は似た症状の他の疾患である可能性も存在するため、早期に医療機関で正確な診断を受けることが重要です。
適切な治療と予防法を選ぶためにも、こうした違いを正しく理解しておきましょう。
テニス肘を発症している場合、以下のような症状に多く該当する方は、整形外科など専門の機関の受診を検討する必要があります。
慢性化してしまうと治療が長期化し、リハビリや手術が必要となるケースもあるため、様子を見るのは2週間程度を目安にしましょう。
以下では専門の機関別に期待できることを、詳しく紹介していきます。
自分に適した専門機関を選ぶためにも、ぜひ参考にしてみてください。
病院を受診した場合、テニス肘の程度に応じて、以下のような治療が段階的に行われます。
保存療法は初期〜中等度の症状に有効で、痛みの原因となる動作を一時的に中止したり、前腕の筋肉バランスを整えるリハビリが適応されます。
6ヶ月以上の保存療法で効果が出ない場合は、痛みの原因となる腱の損傷部を処置する手術療法に繋がるケースもあります。
再発防止のためにも、症状に合った治療を早期に始めることが重要です。
医療機関では炎症の除去や痛みの軽減を主目的とする一方で、整体では再発の原因となる身体のゆがみや動作パターンの見直しを通じた「根本改善」が可能です。
【整体のメリット】
たとえば、猫背や巻き肩があると肘の外側に無意識に負荷が集中するケースが多く、いくら肘だけを治療しても、使い方が変わらなければ再発のリスクは残ります。
整体ではこうした「原因」にアプローチできる点が、医療との大きな違いです。
テニス肘の症状が軽度〜中等度である場合、接骨院(整骨院)での施術は、早期改善や再発予防に効果的な選択肢となります。
特に、「病院に行くほどではないけれど違和感や痛みが気になる」といった段階での対応に向いており、手軽で継続しやすい以下のケアを受けられる特徴があります。
| 項目 | 内容 |
| 問診・徒手検査 | 肘だけでなく肩・手首まで含めた動作を見てもらえる |
|---|---|
| 電気療法 | 微弱電流や低周波を用いた鎮痛・炎症軽減 |
| 手技療法(手による筋肉調整) | 前腕〜肩周りの筋緊張をほぐし、関節の動きを改善 |
| テーピング・サポーター指導 | 肘への負担軽減と日常動作サポート |
| 生活指導・動作改善 | 痛みを起こすクセを見抜き、動き方をアドバイス |
接骨院は日常的に通いやすく、専門的な知識を持った施術者のもとで、早期から症状にアプローチできる場所です。
肘の痛みに気づいたそのときこそ、接骨院での相談が「重症化を防ぐ第一歩」になります。
テニス肘は重症化する前の軽症〜中等度の段階であれば、日常的なセルフケアによって痛みの軽減や再発予防が可能です。
放置をすると慢性化や腱損傷のリスクが高まるため、初期症状の段階で積極的に以下のセルフケアを行うことがおすすめです。
痛みが出た直後や腫れがある場合は、氷や保冷剤で冷却し、腫れはないが痛みが長引いている場合は温熱パッドやお風呂で温めて血流改善を促しましょう。
アイシングと温熱を使い分けることで、炎症の抑制や筋緊張の緩和が期待できます。
日常生活では、マウス操作は手首でなく肘ごと動かす・長時間同じ姿勢を避けてこまめに腕を休めるなどすると、体への負担を避けられます。
日常に無理なく取り入れられる対処法を継続し、症状悪化を防ぎましょう。

テニス肘は一度良くなっても、再発しやすい慢性疾患です。
その主な理由は、痛みが治まったあとも、発症に至った動作のクセや身体の使い方が改善されていないケースが多いからです。
予防のためには、単なる局所的な対処だけではなく、身体全体のバランスや動作の癖に着目した対策が重要です。
【再発予防の基本ポイント】
デスクワーク時の猫背や肩の巻き込み姿勢は、肘にも負担をかけるので、普段の姿勢や身体の使い方を見直すことが重要です。
近年では、AI姿勢分析カメラのような最新技術を活用した整体院もあり、以下のような身体の状態を客観的に把握できるようになっています。
上記の情報を画像や数値で「見える化」することで、自分では気づかなかった身体の使い方の問題点を把握できるようになります。
「見える化」のデータをもとに、自分だけのオーダーメイドの施術・エクササイズ指導が受けられる整体院へ通うことが、再発予防のためには重要です。
痛みのある部位だけでなく、AI分析カメラで本当の原因を判別しアプローチすることで、痛みのない快適な生活を取り戻す一歩が踏み出す鍵となります。
テニス肘は、痛みのある肘だけを治療しても一時的な改善にとどまり、再発を繰り返すことが多いケースもあります。
根本的な原因は、姿勢の崩れや身体の使い方の偏り、筋力バランスの乱れなど、肘以外の部位に潜んでいるケースが少なくありません。
だからこそ、「全身のバランスを評価して個々の状態に合わせてアプローチする」オーダーメイド整体が有効な改善策となります。
オーダーメイド整体TADASUでは一人ひとりの体の状態・生活環境・不調の背景を丁寧に分析し、それに基づいた最適な施術プランを提案することで、テニス肘の根本原因から改善を図ります。
当院では初めて整体に通う方でも安心できるよう、LINEによる無料相談も受付中です。
テニス肘の改善や体の状態について、不安や疑問があれば、まずはお気軽にご相談ください。
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