固まった腰をほぐす鍵は大腰筋!寝ながらできるストレッチ・マッサージ方法を紹介

固まった腰をほぐす鍵は大腰筋!寝ながらできるストレッチ・マッサージ方法を紹介

監修者
オーダーメイド整体TADASU 技術監修 / 理学療法士
坂下翔太
Sakashita Shota
・株式会社towards代表取締役
・オーダーメイド整体TADASU 技術監修
・オンラインサロン「Synergist Lab.」運営
・取得資格:理学療法士、PHI Pilates Instructor、NASM-PES、Foot control trainer

臨床数2万件以上。自身の臨床の中で患者自身の運動学習の必要性を感じ、ピラティスやAnimal flowなどの運動療法を積極的に用い、臨床施術に加えアスリートから学生まで幅広く指導しながら後進育成に従事。

「朝起きた時、腰がカチカチに固まっていて起き上がるのがつらい…」
「デスクワークで長時間座っていると、腰が固まって立ち上がる時に痛みが走る」

このような固まった腰の悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

実際に、厚生労働省の調査によると、腰痛は職業性疾病の約6割を占めており(※)、現代人にとって非常に身近な症状です。
※出典:厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針

特に長時間のデスクワークや運転など、同じ姿勢を続ける生活習慣が原因で、腰が固まって動きにくくなる方が増えています。

固まった腰をほぐすには、腰の奥深くにある「大腰筋(だいようきん)」という筋肉へのアプローチが鍵

理学療法科学の研究では、「腰痛がある場合には腸腰筋(大腰筋を含む)の柔軟性が低下しており、ストレッチ介入によって改善が期待できる」(※)ことが報告されています。
※出典:理学療法科学2019年「筋の柔軟性と腰痛の関係に関する研究

そこで本記事では、固まった腰をほぐすために重要な大腰筋に焦点を当て、寝ながら無理なくできるストレッチやマッサージ方法を詳しくご紹介します。

自宅で今日から実践できる方法ばかりですので、この記事を参考に、毎日のセルフケアに取り入れてみてください。

なぜ腰がガチガチになる?固まった腰の主な3つの原因

腰がガチガチに固まる原因は、主に以下の3つに分類されます。

腰が固まる主な原因

これらの原因は単独ではなく、複合的に重なり合って腰の固まりを引き起こすケースが多く見られます。

それでは、それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

長時間のデスクワークや運転による筋短縮

長時間座った姿勢を続けることは、固まった腰を引き起こす最も大きな原因の1つです。

座った姿勢では、大腰筋が縮んだ状態のまま固定されます。

この状態が長時間続くと、筋肉が同じ長さで固まってしまう「筋短縮」という状態になります。

大腰筋が筋短縮になると、骨盤を前方に引っ張ってしまうため、反り腰や猫背などの姿勢不良を招き、腰全体に大きな負担がかかってしまうのです。

デスクワークや長距離ドライバーなど、座位での作業が中心の方は特に注意が必要でしょう。

運動不足による筋力低下と血行不良

運動不足は、筋力の低下と血行不良という2つの側面から、固まった腰を引き起こします。

特に大腰筋をはじめとするインナーマッスル(深層筋)は、日常的な運動習慣がないと急速に衰えていくのが特徴です。

大腰筋は腰椎と骨盤を安定させる重要な役割を担っているため、この筋肉が衰えると骨盤や腰椎を正しい位置に保つことができなくなります。

本来大腰筋が支えるべき負荷を、周辺の表層筋(腰方形筋や脊柱起立筋など)が代わりに支えようとするため、これら身体背面の筋肉が過剰に緊張し、結果として腰全体が固まってしまうのです。

実際に「大腰筋は股関節制御の核となっており、本筋の筋力低下患者に大腰筋をトレーニングすることによって身体バランスが改善する」との報告もあります。
※出典:バイオメカニズム学会誌 福井勉「大腰筋機能の臨床的考察

そのため、適度な運動習慣を取り入れることで、筋力の維持と血行促進の両面から、固まった腰を予防・改善することができるでしょう。

ストレスや冷えによる筋緊張

精神的なストレスと体の冷えは、一見腰痛とは無関係に思えるかもしれませんが、実は固まった腰を引き起こす重要な要因です。

これらは自律神経を通じて筋肉の状態に直接影響を及ぼします。

精神的なストレスを感じると、交感神経が優位になり、全身の筋肉が緊張状態になります。

特に腰回りの筋肉は姿勢を支える役割があるため、ストレスによる無意識の筋緊張が蓄積しやすい部位です。

慢性的なストレス状態では、筋肉が常に緊張し続けるため血流が悪化し、筋肉が固まりやすくなります。

また、体の冷えも筋肉を硬直させる大きな要因です。

筋肉は温度が下がると収縮する性質があり、特に女性は男性に比べて筋肉量が少なく、冷え性の方が多い傾向にあるため、腰が固まりやすい傾向が見られます。

ストレス管理と体を温める習慣を日常に取り入れることで、筋肉の緊張をほぐし、固まった腰の予防につながります。

固まった腰をほぐす鍵は「大腰筋」!筋肉の役割と硬さの影響とは

固まった腰をほぐすために最も重要なのが、「大腰筋(だいようきん)」という深層筋へのアプローチです。

大腰筋の位置と働き

大腰筋は体の奥深くにあるインナーマッスルで、腰椎から骨盤、太ももの骨をつなぐ重要な筋肉です。

この筋肉は背骨をまっすぐに保ち、正しい姿勢を維持する役割を担っているため、硬く縮んでしまうと、腰全体が固まり、痛みやこわばりを引き起こします。

さらに、大腰筋が固まると歩行時の足の持ち上げがスムーズにできなくなり、つまずきやすくなったり、歩幅が狭くなったりすることも。

そのため、固まった腰をほぐすには、この大腰筋を効果的にストレッチしてほぐすことが、最も重要なアプローチとなるのです。

腰が固まった時に寝ながらできるストレッチ・マッサージ対処法5選

固まった腰をほぐすには、無理なく続けられる方法を日常に取り入れることが最も重要です。

ここでは、寝たままできるストレッチとマッサージを5つご紹介します。

寝ながらできる腰ほぐしストレッチ・マッサージ

これらの方法は、就寝前のリラックスタイムや朝起きた時のこわばり解消におすすめです。

また、デスクワーク中のストレッチと組み合わせることで、固まった腰の予防と改善の両面からアプローチできます。

それでは、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。

仰向けで膝を抱えるストレッチ(大腰筋・腰方形筋)

仰向けで膝を抱えるストレッチは、大腰筋と腰方形筋(ようほうけいきん)という腰を支える2つの重要な筋肉を同時にストレッチできるため、腰全体のこわばりを優しくほぐせます。

具体的なやり方の手順とポイントは、以下の通りです。

【基本の手順】

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てる
  2. 両手で両膝を抱え、胸に引き寄せる
  3. 息を吐きながら、ゆっくりと膝を胸に近づける
  4. 腰から背中が心地よく伸びる感覚を感じながら、20〜30秒キープ
  5. ゆっくりと元の姿勢に戻す
  6. これを3セット繰り返す

【ポイント】

  • 無理に引き寄せず、気持ちいい範囲で行う
  • 呼吸を止めずに、ゆっくり深呼吸しながら行う
  • 首や肩に力を入れず、リラックスした状態を保つ

このストレッチは、朝起きた時の腰のこわばりや長時間座った後の固まった腰を優しくほぐすのにおすすめです。

腰を丸めることで、日中に縮んで固まった大腰筋が伸ばされ、腰椎周辺の筋肉の緊張も和らぎます。

就寝前に行うと、腰の疲労をリセットして質の良い睡眠にもつながるでしょう。

寝ながら腰をひねるストレッチ(腰方形筋・脊柱起立筋)

寝ながら腰をひねるストレッチは、腰の側面にある腰方形筋と、背骨に沿って走る脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)をほぐす効果的な方法です。

腰の回旋動作を加えることで、固まった腰の可動域を広げ、柔軟性を取り戻すことができます。

具体的なやり方の手順とポイントは、以下の通りです。

【手順】

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てる
  2. 両膝を揃えたまま、ゆっくりと右側に倒す
  3. 顔は左側を向き、両肩は床につけたままにする
  4. 腰から背中の伸びを感じながら、20〜30秒キープ
  5. ゆっくりと元に戻し、反対側も同様に行う
    ※左右各3セット行う

【ポイント】

  • 肩が床から浮かないように注意する
  • 痛みが出る場合は、膝を倒す角度を浅くして調整する
  • ゆっくりとした動作で、筋肉が伸びるのを感じながら行う

このストレッチは、腰の側面と背中の筋肉を効果的にほぐせます。

特に、片側だけが痛む腰痛や、腰をひねる動作で痛みを感じる方におすすめです。

体をひねることで、固まった筋肉がほぐれるだけでなく、腰椎の可動性も改善され、日常動作がスムーズになります。

片足を抱えるストレッチ(大腰筋集中アプローチ)

片足を抱えるストレッチは、固まった腰の最大の原因である大腰筋をピンポイントで狙える、効果的なストレッチ方法です。

特に反り腰の方や、股関節の前面が固まっている方に高い効果が期待できます

具体的なやり方の手順とポイントは、以下の通りです。

【手順】

  1. 仰向けに寝て、右膝を両手で抱える
  2. 左足は伸ばしたまま床につける
  3. 右膝を胸に引き寄せながら、左足のかかとを床に押し付ける
  4. 左側の股関節前面から太ももが伸びる感覚を意識して、30秒キープ
  5. ゆっくりと元に戻し、反対側も同様に行う
    ※左右各3セット行う

【ポイント】

  • 伸ばしている側の足が床から浮かないように意識する
  • 股関節の前面(鼠径部あたり)に伸びを感じられれば、正しく大腰筋にアプローチできている

このストレッチの特徴は、片足ずつ行うことで大腰筋を左右個別に集中的にほぐせる点です。

多くの人は左右で大腰筋の硬さに差があるため、より固まっている側を重点的にストレッチすることで、バランスの良い状態に整えられます。

特に、反り腰の改善にも効果的で、骨盤の位置を正常に戻す助けとなります。

手を使った腰回りのセルフマッサージ

手を使った腰回りのセルフマッサージは、場所を選ばず、デスクワークの合間や立ち仕事の休憩時間にも実践できる手軽な方法です。

固まった腰に気づいた時には、こまめにほぐすことで慢性化を予防できます。

具体的なやり方の手順とポイントは、以下の通りです。

【手順】

  1. 立った状態または座った状態で、両手を腰に当てる
  2. 親指で腰の筋肉(脊柱起立筋)を探す
  3. 背骨の両側を親指でゆっくりと押しながら、円を描くようにマッサージ
  4. 上から下へ、または下から上へ、固まっている箇所を重点的にほぐす
    ※各箇所5〜10秒ずつ、3〜5分程度行う

【ポイント】

  • デスクワークの合間など、気づいた時にこまめに行う
  • 強く押しすぎず、心地よい圧で筋肉をほぐす
  • 温かいタオルを当ててから行うと、血行が促進されてさらに効果的

このマッサージは、座ったままでも立ったままでもできるため、仕事中や家事の合間など、日常生活に取り入れやすいのが魅力です。

腰が固まってきたと感じたら、すぐにその場でケアできるため、症状の悪化を防げます。

30分から1時間に1回程度、軽くマッサージする習慣をつけると、固まった腰の予防にもつながるでしょう。

固まった腰をほぐすための日常習慣と注意点

固まった腰をほぐすストレッチやマッサージを実践することも大切ですが、日常生活の中で腰が固まらないように予防することが、根本的な改善には欠かせません

ここでは、固まった腰を予防し、ほぐした状態を維持するための日常習慣を以下3つご紹介します。

これらの習慣は、どれも特別な道具や時間を必要とせず、今日から実践できるものばかりです。

毎日のちょっとした意識で、固まった腰を予防し、快適な体の状態を維持できます。

それでは、それぞれの習慣について詳しく見ていきましょう。

30分に1回は立ち上がって体を動かす

固まった腰を予防するために最も重要なのは、同じ姿勢を長時間続けないことです。

デスクワークや運転など、座った姿勢が続く場合は、30分から1時間に1回は立ち上がり、軽く体を動かすだけでも予防効果が期待できます。

前述したように、長時間座り続けると大腰筋が縮んだ状態で固定され、拘縮を引き起こします。

しかし、こまめに立ち上がって姿勢を変えることで、筋肉が同じ長さで固まるのを防ぐことができるのです。

立ち上がる動作自体が、縮んでいた大腰筋を伸ばすストレッチになりますし、歩くことで血流も促進されます。

日常生活で無理なく立ち上がる機会を作るため、以下のような動作を取り入れてみてください。

タイミング動作期待できる効果
30分ごとトイレに行く歩行で全身の血行促進
1時間ごと水やコーヒーを飲みに行く立ち上がり動作で大腰筋を伸ばす
休憩時間軽いストレッチをする固まった筋肉を意識的にほぐす
電話中立って話す座位時間を減らす工夫

特別なことをする必要はなく、トイレに行く・水分補給をするなど、日常的な動作を意識的に「立ち上がる機会」として活用しましょう。

スマートフォンのタイマー機能やリマインダーアプリを使って、30分ごとに通知を設定するのも効果的です。

正しい座り方を意識する

どうしても長時間座らなければならない場合は、正しい座り方を意識することで、固まった腰を予防できます。

多くの方が無意識にやってしまう「だらけ座り」は、腰にとって最も負担が大きい座り方です。

【正しい座り方と悪い座り方の比較】

項目正しい座り方悪い座り方(だらけ座り)
座る位置椅子に深く座る浅く座る
骨盤の位置骨盤を立てる骨盤が後傾する
背もたれ背もたれを活用する背もたれから離れる
足の位置足裏全体が床につく足が浮いたり前に投げ出される
腰への影響負担が少ない大腰筋が縮み、腰に過度な負担

浅く座って腰を前に出すこの姿勢では、骨盤が後傾し、大腰筋が過度に縮んだ状態が続きます。

椅子に深く座り、背もたれを活用することで、骨盤を立て、背筋を伸ばした姿勢を保つことができるのです。

厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」(※)でも、「背もたれは後方に傾斜し、腰パットを備えていることが望ましい。腰パットの位置は頂点が第3腰椎と第4腰椎の中間にあることが望ましい」と推奨されています。
※出典:厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針

正しい座り方を習慣化することで、同じ座位時間でも腰への負担を大きく軽減でき、固まった腰の予防につながります。

最初は意識的に姿勢を正す必要がありますが、続けることで自然と正しい座り方が身につくでしょう。

体を温めて血行を促進する

体を温めて血行を促進することは、固まった腰をほぐし、予防するために非常に効果的な習慣です。

筋肉は温度が下がると硬くなり、温まると柔らかくほぐれやすくなる性質があるため、日常的に体を温める工夫を取り入れることが大切です。

【体を温めて血行を促進する方法】

方法実践のポイント期待できる効果
入浴38〜40度のお湯に15〜20分浸かる深部まで温まり、筋肉がほぐれる
腹巻き就寝時や日中も腰回りを保温腰周辺の筋肉を冷やさない
使い捨てカイロ仙骨(お尻の上部)付近に貼る腰全体の血行促進
温かい飲み物ショウガ湯や温かいお茶を飲む内側から体を温める
ホットタオル腰に当てて5〜10分温めるピンポイントで筋肉をほぐす

入浴時は、シャワーだけで済ませるのではなく、湯船にゆっくりと浸かり、体を芯から温めるのがおすすめ。

血流が良くなると、筋肉に酸素や栄養が十分に届き、老廃物や発痛物質も排出されやすくなるため、固まった腰の改善と予防の両方に効果が期待できます。

特に冷え性の方や女性の方は、腰回りを冷やさないよう、腹巻きやカイロを活用するのもいいでしょう。

体を温める習慣を日常に取り入れることで、固まった腰の予防だけでなく、全身の健康維持にもつながります。

セルフケアで改善しない固まった腰には整体での専門的な施術もおすすめ

セルフケアを続けても固まった腰が改善しない場合は、整体での専門的な施術を検討することをおすすめします。

大腰筋は体の深部にあるインナーマッスルのため、セルフストレッチやマッサージだけでは十分にアプローチできないケースが多いです。

特に、3ヶ月以上続く慢性的な腰のこわばりや、何度も繰り返す固まりには、深層筋の問題や姿勢の歪み、骨盤の位置異常が複雑に絡み合っていることがあります。

このような状態では、専門家による正確な評価と、一人ひとりの体の状態に合わせた施術が必要です。

【整体での専門施術が必要なケース】

症状具体例必要な理由
慢性化した固まり3ヶ月以上腰のこわばりが続いている深層筋が筋短縮し、セルフケアでは届かない
セルフケア無効1ヶ月以上ストレッチを続けても改善しない原因が複合的で専門的な評価が必要
再発を繰り返すほぐれてもすぐに固まる姿勢や骨盤の根本的な問題がある
姿勢の悪化反り腰や猫背が進行している骨格レベルでの調整が必要
日常生活に支障起き上がれない、歩くのがつらい早期の専門的介入が必要

整体では、国家資格を持った専門家が筋肉の状態や骨格の歪みを詳しく評価し、手技療法によって深層筋である大腰筋に直接アプローチできるため、セルフケアでは得られない根本的な改善を目指せます

また、整体の効果は一時的な痛みの緩和だけでなく、姿勢改善や再発予防のためのセルフケア指導も含まれるため、長期的な視点で固まった腰を改善できるのが大きなメリット。

TADASUでは、一人ひとりの体の状態や生活習慣に合わせたオーダーメイドの施術を提供しています。

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固まった腰に関するよくある質問

固まった腰をほぐす際に、多くの方が疑問に思う点や注意すべきポイントについて、よくある質問形式でお答えします。

これらは、固まった腰のケアを行う上で非常に重要なポイントです。

間違った方法で対処すると、かえって症状を悪化させてしまうこともあるため、正しい知識を身につけておきましょう。

それでは、それぞれの質問に詳しくお答えします。

絶対にやってはいけない腰痛ストレッチは?

腰が固まっている時や痛みがある時に絶対にやってはいけないのは、痛みを我慢して無理に体を動かすストレッチです。

特に、強い負荷をかける動作は症状を悪化させる危険があります。

腰が痛い時に避けるべきストレッチとして、以下のような動作が挙げられます。

  • 腰を強く前に曲げる前屈ストレッチ
  • 腰を強くねじるストレッチ
  • 腰を反らせる後屈ストレッチ

これらのストレッチを無理に行うと、固まった腰を逆に悪化させる原因になります。

腰が固まっている、あるいは痛みがある時には、まず「優しく動かす」「深層筋に負担をかけずにゆるめる」アプローチを選ぶのがおすすめです。

ストレッチ中に痛みが増す場合は、すぐに中止し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。

腰が痛い時どこをマッサージすればよい?

腰が痛い時にマッサージすべき場所は、腰背部(腰骨のまわり)、大臀筋(お尻の筋肉)、そして腰の深部にある腸腰筋(大腰筋を含む)の付近です。

これらの筋肉をほぐすことで、固まった腰の改善が期待できます。

特に重要なのが、深層にある大腰筋・腸腰筋といった「腰を支えるインナーマッスル」です。

ここを優しくほぐすことで血流改善と筋緊張の緩和が期待できますが、深層筋は体の奥にあるため、表面を強く押すだけでは十分にアプローチできない点に注意しましょう。

セルフマッサージで十分な効果が得られない場合は、専門家による施術を検討することをおすすめします。

固まった腰をほぐすには継続的なケアと正しいアプローチが重要!

固まった腰をほぐすためには、腰の奥深くにある大腰筋の役割を理解し、毎日のセルフケアを継続することが最も重要です。

本記事でご紹介した寝ながらできるストレッチやマッサージは、無理なく日常生活に取り入れられる方法ばかりで、今日から実践できます。

ただし、セルフケアを1ヶ月以上続けても改善が見られない場合や、3ヶ月以上慢性的に腰の固まりが続いている場合は、専門的な整体施術を併用するのがおすすめです。

大腰筋は体の深部にあるインナーマッスルのため、セルフケアだけでは十分にアプローチできないケースがあります。

また、姿勢の歪みや骨盤の位置異常が複雑に絡み合っている場合は、専門家による評価と施術が必要です。

TADASUでは、一人ひとりの症状や生活習慣に合わせたオーダーメイドの施術を提供しており、固まった腰を根本改善に導きます。

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